平安京の真ん中にあります。

  • 子供の頃、昔平安京があったのは現在の御所のところだと思っていました。大人になり違うんだと知りました。京都の人間でも知らない人は多いのではないでしょうか?
  •  現在、あさ川のある場所は794年平安遷都のおり、平安京の中和院(ちゅうかいん)という施設の置かれたところでした。そこは、大内裏の真ん中にあります。 中和院とは時の天皇が新嘗祭(にいなめさい)等の祭事をされたところです。新嘗祭とは、その年の実りを神様に感謝し、五穀豊穣をお祈りする儀式です。(戦後は、この儀式が転じて勤労感謝の日という祝日となりました。)正にこの場所は千数百年前、日本の中心の中心であり。食べ物の恵みに感謝を捧げる祭事が執り行なわれた神聖な場所であったのです。食を扱う職業の者のとって、これ以上由緒正しき場所は他に無いでしょう。最初から知っていたわけではありません。歴史好きで、調べていく中、その事が分かったのです。偶然この場所に店を構えさせていただいたことは大きな誇りです。